みあです。沖縄を過ぎて、九州四国本州に台風が近づいています。皆様ご安全に。
うさぎの小紋
うさぎ柄の小紋があります。数年前の誕生祝いに、母が贈ってくれたものです。よく目をこらさないと見えないほどの小さな小さなうさぎです。淡いピンクの地色に、濃淡のうさぎ。絽風ですが、素材は化繊です。真夏の化繊は暑くて着られないので、この時期がぴったり。少々雨が降っても、洗えるのでお気楽です。
6月、やっと袷の季節を過ぎ、日によって30℃に近い日も出てきました。そろそろ解禁してもいいでしょう。お出かけするわけではありませんが、はじめて試してみたいこともありますので、今回はうさぎの小紋でコーディネートを組んでみます。
長着:地色ピンク(襦袢袖を直付け済み)、濃淡のうさぎ柄
帯:半幅帯薄紫、薔薇柄
長襦袢:化繊、袖無し
半襟:白
アクセサリー:スモーキークォーツ、ガーネットのさざれ石と、蝶のレースのフープイヤリング
髪飾り:ブルーのガラスの簪、絞りのピンクと白の木綿ハンカチ
着物は、2年前に、和裁のお師匠に教えていただきながら、襦袢袖を直付けしています。これは普段着だし、手持ちの襦袢はすべて、この着物の袖丈と裄丈に合わなかったので、いっそのこと直接縫っちゃえば?と提案されたのです。襦袢の袖の分だけ生地を裁ち(裁つのはお師匠(´ω`*))、着物の袖裏に直接縫い留めました。着物の袖の寸法にぴったりあわせて作っているので、振りからコンニチハすることもありません。ほかの単衣の着物も、何枚か同じように襦袢袖を直付けしてしまいました。襦袢の袖を加工してから、はじめて着るので、楽しみ(⋈◍>◡<◍)。✧♡
ところで、私はこれまで、襟を合わせたあとで無意識に下に引っ張る癖があり、このせいで着物の中に襦袢の襟が引っ込んでしまったり、首が苦しくなったりしていることがありました。今回は、この点に気をつけて着てみました。襟を合わせたら、横方向に体に沿わせる。引っ張るのではなくて、撫でつける。そして、あまり巻くのが好きではないので、伊達締めを敬遠していましたが、今回は伊達締めを使ってみることにしました。タイヘンお久しぶり(^・^)これで、一日過ごしてみます。着心地はどうかな?
襦袢については、襦袢袖を直付けした着物用に一枚、長襦袢の袖を外して確保したので、今回はそれを着ています。
帯は、薄紫の半幅帯。この帯、少し緩みやすいのであまり出番がないのですが、色味がきれいなので、使いたいな、と思っていました。帯締めをすればだいたい解決しますが、家で半幅で過ごすのに帯締めもしたくないし・・。で、文庫の変形にします。リボンなどに結ぶと解けるのであって、結ばないで巻いて乗っけるのなら緩みにくいんじゃないかな、たぶん・・。これも、一日過ごしてみて様子を見ます。緩まないようなら、出番を増やしましょう。
半襟は白。相変わらず半襟のコレクションは増えていませんが、この着物と帯には、白が良いでしょう。
アクセサリーは、最近作ったものです。姪っ子の七五三の髪飾りポニーフックに使用したベージュの蝶のレースと同じものを使いました。そこに、シルバーの大きめのフープの金具にガーネットのさざれ石を通して、立方体のスモーキークォーツは真ん中で揺れるように配置。大きめのイヤリングです。姪っ子とビデオ通話した際に披露したら、さっそく、ちびちゃんに、「髪のと同じちょうちょ?」と尋ねられました。よく見ていますね(笑)
はじめての日本髪
結髪師といわれる日本髪を結う技術を持った方が少なくなっていると聞いていましたが、令和の今は果たして何人いらっしゃるのでしょう。近畿であれば京都花街に、大阪や奈良にも少数いらっしゃるようですね。
ところで、ゴム、ピン、毛たぼを使って自分で簡易に結う方がいらっしゃるのを知り、私も結ってみたくなりました。先ほど「はじめて試してみたいこともあり、」と書いていたのは、このこと。せっかく可愛い着物なので、この着物に合わせて結ってみることにしました。
紙縒りを使って元結をしっかり作り、鬢付け油、鏝、専用の櫛を使って作り上げる日本髪は、映像で何度か見たことがあるのですが、今回私が自分で自分の髪を結うので究極の簡易版。成人式の時に着物に合わせたり、結婚式で和装の際に結われている「新日本髪」をさらに簡単にしたような感じに。舞妓ちゃんの髪結いの映像や、結髪師の方の指導の様子の映像など、これまで見る機会があるときには、録画して何度も見ていたり、結髪に関する本を手に入れたりしているので、私は日本髪が好きなんだと思います(あまり意識したことはなかったですが。)不器用で昔からヘアアイロンもまともに使えず、ショートヘアばかりだった私にできるのか謎ですが、やってみます。
ゴム数本、ピン数本、毛たぼ用の綿、おだんごメーカー、柘植櫛、ブラシ、簪、手柄用のハンカチを準備。
髪はここ5年以上伸ばしているので、腰に届きそうなくらいのロングです。これは長すぎて少し扱いづらいかも、と思いながら、5ブロックに分けます。前髪を分け、両サイドを耳横で分け、後ろは上下に2分割します。後ろ上ブロックだけは太いゴムでしっかりと括り、これをいわゆる「元結(もとゆい)」にします。あとはすべて細ゴムでゆるめに括りました。
両サイドの髪は、きれいに梳かして毛たぼ用の綿を入れて後ろの元結と一緒にします。左サイド、右サイド、それぞれ綿をあててふくらみを作りながら、元結に合流させて細ゴムでゆるく括ります。(この時点で元結部分は3回くくっています。)両サイドの鬢(びん)はあまり張らずに小さめにしました。というか、大きくバランスをとることができないと思ったのもあります。
ここで、後ろ下ブロックの髪(「髱(たぼ)」になる部分。)を、元結と一緒にします。すでに、両サイドの髪は元結と一緒になっているので、そこに合流させます。髱になる部分には綿を入れてみましたが、うまくまとめられずあまりすっきりしないので、今回髱の綿は無し。下ブロックの髪はすべて上に向かって毛流れを整えて、元結に合流させて、全てひとつに。しっかりと太いゴムで括ります。ここまでできたらもう一息。
前髪を緩く括って前に垂らしたままなので、これを上に持ち上げてきれいに梳かして、少しふんわり立ち上げてから、細ゴムでひとつにくくります。私の前髪はサイドの髪と分けておらず、ワンレングスなので、後ろと同じくらい長いのです。一度くくっただけではまとまりません。もう1か所くくります。前髪は、そのまま後ろの髪(すでに全て元結に合流してポニーテールみたいになっています。)と合流させて、ひとつに括ります。元結部分は、通算5回(太ゴム1回、細ゴム2回、太ゴム2回の順)括ることになりました。前髪は後ろに引っ張られてペチャンコにならないように注意しました。記憶にある日本髪は、横から見たときに前髪と髷の間に空間があったから。
最後に後ろでポニーテールになっている髪を、おだんごメーカー(薄い金属の板にスポンジが巻きつけてある商品で、スリットが入っている商品。要は巻き上げられれば良いので、次は使わないかもしれないけど。)に巻き付けて、くるくる上に巻き上げて、大きめのアメピンでしっかり2か所留めました。元結部分を折り曲げて髷(まげ)を作ることはしませんでした。何度もやってみて上手にまとめられるようになってきたら、髷も作ってみよう(´▽`)
これで形は出来上がり。ここに、飾りを足します。日本髪を結うときに、髷に巻きつけるなどして飾る布、手柄(てがら)を小さめに飾ってみたいと思って、手頃なのはハンカチでしょう、とハンカチをアレコレ引っぱりだし、準備したのはピンクと白の絞りの入ったハンカチ。あまり記憶は確かではないですが、これは祖母の箪笥の中から持ってきたものだと思います。普段づかいではない手のかかった「作品」。三角に折り、それをもう少し細く折りたたんで、両端を玉結びにしました。それを、元結の下にあてて、両サイドをピンで固定し、元結部分のゴムをきれいに隠しました。あまり大きく色を出すと、七五三のようになりそうなので、控えめに。仕上げに、ガラスの簪を、何度か場所をかえて挿してみて、一番しっくりくる場所にしっかり固定。完成です(´∀`*)ウフフ
正直なところ、下手です。が、昔々の成人式(時代は平成ですよ?)、着付けとヘアセットとお化粧をお願いしたら、きれいに整った「ザ・昭和」(゜-゜)、タイムスリップしたような出来栄えで驚いたことを思うと、下手なりに、自分で結った今の髪型のほうが似合うと思うのです。うーん、古典柄の振袖に合わせたからああなったのか・・緊張しすぎた顔で撮った写真のせいなのか・・私の顔が「ザ・昭和」なのか・・。ま、真実はわかりませんが、20歳の私も、2回目の成人式ができる年齢も過ぎた私も、それなりに可愛い(*´▽`*)
涼し気で
とても涼し気で、その実、涼しくはない着物です。が、私の住む地域は年間を通じて過ごしやすい気候なので、まだそんなに暑くもありません。今回のうさぎの小紋は、今の時期にぴったりでした。薄紫の半幅帯に、髪は自分で結った日本髪。ガラスの簪はブルーでキラキラしています。
なんとも涼し気でキュートな仕上がりになりました。ちょっと可愛すぎる?と思いながらも、誰に遠慮が要るものか、私の好きを詰め込んだらこうなったんだいっと、一日をウキウキした気分で過ごしました。
そうそう、伊達締めを1万年ぶりくらいに締めましたが、どうなったか。季節が良かったのもあるでしょうが、暑くて死にそう、ということもなく、さすが襟元は崩れることなく一日シャンとして過ごすことができました。ゆったりでいいわっていうときは、無しで過ごしても、しっかり姿良くキープしたい日は、やはり伊達締めを使おう・・と改めて思いました。
緩みがちな今回の半幅帯については、一日問題なく緩みもしないで過ごすことができました。結び方によって、家や近所の散歩程度なら問題なさそうですね。ただ、外出するなら、やはり帯締めがあるほうが安心という結論です。1週間ほど、同じコーディネートで、いくつか別の結び方を試してみようと思います。
そして、毛たぼの代用に使った綿ですが、これは昨年栽培収穫した綿花から採取した綿。一部は紡がず、何かにそのまま使ってみたいな、と思っていたのですが、思いつかずにそのまま置いていたのです。この度、はじめて使ってみました。やはり、白いので、うっかりすると髪の中で目立ってしまうのは難点ですが、自分で収穫した綿です。変な匂いもしないし、ふわふわ柔らかいし、快適そのもの。ペット用のスリッカーで解しただけの、ふわふわの綿です。玉ねぎの皮など、天然の染料で染めて使うと、白い色が悪目立ちすることもないけれど。どうしようかな。きれいな白を染めるのもモッタイナイような。もう少し考えてみよう。
本格的に暑くなる前に、いろいろ着たい(*´▽`*)
小紋に合わせたうさぎの小物を手に入れようと決めたごきげん子猫




