みあです。桔梗の花が咲くお寺で花の見頃です、と紹介されていました。そんな季節。
あれ?桔梗って秋じゃないの?
万葉集の中で秋の七草と歌われている桔梗。次のふたつが、山上憶良が秋の野の花を詠んだ二首。
秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花
その一 巻八(一五三七)
萩の花尾花葛花瞿麦の花 女郎花また藤袴朝貌の花
その二 巻八(一五三八)
この「朝貌の花」が、桔梗のことだと考えられているようですね。
で、その桔梗、梅雨の時期に咲くものだったっけ?と思って、調べてみれば、6月ごろから9月ごろまで咲くものだそうな。
ヘぇ(^。^) 夏には咲くと思っていましたが、梅雨の時期からとは思ってなかった。茶花も含めて日本文化にまつわることは、旧暦で考えると理解できることも多いです。お茶のお稽古や茶会で桔梗も目にしていたはずが、忘れているのね( 一一)
淡交社の『原色茶花大事典』によると、桔梗は日本、中国に原産。全国の山野の草地に自生する多年草。花色は紫、桃、白色があり、二重の品種もある。とのことでしたが、最近では二重どころか八重のような多重や、袋咲きと言われる風船のような形のままで開かない桔梗があるようですね。桔梗の世界も様々に工夫がされてきていて、目新しい品種が出ています(^。^)
遠い記憶をたどってみると、茶花として使われるときは、花入は籠を用いることが多かったように思います。床柱の掛花入れに入れることもよくありましたね。同じキキョウ科の蛍袋を一緒にすることもありました。蛍袋は母が好きで、我が家の庭にも紫と白の蛍袋を地植えにしています。
桔梗は良いですね。見た目がなんとも涼し気で。でも、そこらへんで見かけることはない。本当にない。山野草だから、平地にはないのでしょうけれど。我が家の蛍袋はあんまり手をかけていませんが、元気に育ってくれています。蛍袋は生命力が強いようです。桔梗はどうなんでしょう、育てるのは難しいのかしら?茶花を育てている方なら、お庭で栽培なさっているかもしれませんね。
桔梗は好きなんです。あの凛とした風情がなんとも言えず好き。昔はあまりなんとも思わなかったのですが、年々好きになります。
薔薇や牡丹のように、ゴージャスで自己主張の強い花も綺麗だな、とは思うんですが。我の強い人とおしゃべりした時みたいな一種の疲れを感じるというか。パワーが強いのかなぁ?でも、桔梗は別の種類の力強さを感じます。
薬にも食用にも
桔梗の根は、漢方薬になり、去痰、肺機能を整える・中耳炎・化膿止めとして使われるそうな。そして、春に出る芽は食べられるらしい。
ほぇ~(゜.゜) 知らなかった。ひとつ知識が増えた(´▽`)
最近、野草の本を買ったのですが、身近にあるのに知らないことばかりで、こういう知識や知恵って、教わることも自分で体験することもなかったら、知らなかったで済んでしまうけれど、もったいないなぁと思うのです。
以前も、このブログで書きましたが、自宅の庭の日陰の一画にドクダミを植えていて、元気にモシャモシャ育っているので、ここ数年は化粧水やチンキにしています。飲用できるのは知っていたので、お茶にしたことはありましたが、それ以外にも、ドクダミは天ぷらにして食べたりすると美味しいそうな。・・もったいないもったいない、知らなかった、いくらなんでも増えて増えてちょっと困るくらいなので、今年は食べてみよう、と思っているところです。ドクダミは、土のバランスが崩れて固くなり、水が抜けず、ジメジメして空気も通らないようなところで根を伸ばし、土を耕してくれる。水や空気が通るような土になってきたら、根がスっと抜けるようになってくるみたい。我が家のドクダミは、他所に生えていたものを自宅の庭に移植したのですが、日陰でジメっとしていて土の固い部分にモシャモシャ元気に育っています。ドクダミって目の敵にされて抜かれたり除草剤を使われてしまうこともありますが、ドクダミがあることで、土の状態を整える一助になる、それも十薬と言われるほどの効能があると思ったら、なんだかあの匂いすら可愛げがあるなぁと思うのです。今年はあせも対策にお風呂にも入れてみようと思っています。
話を戻して。桔梗もドクダミみたいに薬にも食用にもなる。なんて有難い植物なんでしょう。大好きな花なんだし、(なにも食べなくても)ぜひとも育ててみたい(*´▽`*)
兵庫県但馬地域にある香住の遍照寺は、桔梗の花咲く寺として知られていますが、そこのWEBサイトに、「桔梗は「更」に「吉」を招く運気向上の花です。」と紹介されていました。そんなふうに思って見るのも良いですね(´▽`)

梅雨だ、雨だと思っていたら、近畿も突然梅雨明けして驚いたごきげん子猫




