ウールの着物をお洗濯

普段着物

シミが( ゚Д゚)

みあです。

5月ですねぇ。新緑が眩しい季節です。外をそぞろ歩くと汗ばむくらいの陽気ですが、やっと単衣の時期なんですよね。いえ、従来の着物の季節感からするとまだ袷(!)の時期なんですけど。近頃は、お茶会などのシーン以外は、まぁ単衣なのではないでしょうか、ね。暑くて熱中症になってしまう・・。あまり暑くなるようなら、早めに夏物を出してきて、7月8月と言わずに、着ようかなと思っています。真夏に絹を着る気にならない・・汗みずくになった着物のお手入れも大変ですもん。で、真夏に着るのは、洗える着物。

ところで。3月に、赤のウールの着物を出してきて着たのですが、その時に上前に黒っぽく見えるシミが浮いているのに気が付きました。そして、少し動くと、お尻のあたりで、「ぷちぷち」と嫌な音がしています。どうやら、よくよく見てみると、だいぶ糸が弱っているようです。

まず落ちるかわからないけれどシミをつまみ洗いしてから、ざぶざぶ洗って。お久しぶりにチクチクすることにしましょう。

つまみ洗いとざぶざぶ洗い

結構広範囲にわたってシミが飛んでいるので、何か同じタイミングでついたシミでしょう。この着物じたいが、地色の赤にいろいろな色糸が混ざっているので、シミがついたところで目立ちにくいのですが、シミに気がついたのは上前ですから、まぁ汚れがつく場所ではあります。

私は、洗濯には石鹸一択です。自分でも数種類のオイルから石鹸を作るのですが、液体のシャボン玉石鹸が何かと使いやすい。シャボン玉石鹸の広告塔ができそうなくらい好きです。普段の洗濯はもちろん、ダウンジャケットも自分で石鹸でざぶざぶ洗います。着物を洗うときも、半襟を洗うときも、石鹸です。特に脂汚れの落ちは、石鹸に勝るものはないと思っています。昨今流行りの暴力的で押しつけがましい余計な香り、柔軟剤も抗菌剤も防カビ剤も消臭剤も、百害あって一利無し(個人的見解です( `ー´)ノ)、具合が悪くなるだけなので、一切無し。石鹸だけです。

薄めに溶いた石鹸水につけて、シミの箇所を柔らかい歯ブラシで、トントントントン。手指で優しくモミモミ。ついでに、汚れやすい襟と袖口も同じように洗っておきましょう。あとは、全体を石鹸水に沈めて、ざぶざぶ押し洗い。セーターの洗濯を家でする感覚です。

そして、あまり水につけていてもよくないと思うので、30分程度で軽く脱水。しわが気になる素材の場合には、よく水に通して、手でかるく絞ったらそのまま干すこともありますが、ウールなので、あまり気にせず洗濯機で脱水1分。2回ほどよく水に通して、やっぱり洗濯機で脱水1分。

浴衣や洗える着物を洗うときも、こんな感じです。そういうものは、もっと気軽に洗えます。ウールのようにひっかかりもない木綿や化繊なので、気になる箇所があれば、ガシガシ洗うこともあります。

竿に直接かけます

着物を裏返しにしていることを確認。物干しの竿を雑巾でよく拭き、きれいな竿に直接着物の袖を通して、竿に2か所留めて、あとは風と太陽におまかせです。庭先にある竹の物干し竿に、着物がかかっている昔の映像を、何かで見た覚えがあるのですが、まさにそんな感じ。

着物の裾が、風にヒラヒラ揺れています。いい景色(´▽`)

あ、シミはきれいに落ちていました。残るんじゃないかなと思っていたので嬉しい(*´ω`*)

ところで、長年箪笥の中で防虫剤に守られてきたウールの着物は、洗おうが干そうがどうしてもしつこく繊維の内側から防虫剤の成分が揮発してきます。これが辛い。どの着物も同じように対策していますが、ウールは特に虫がつきやすいので、しっかり防虫剤を入れていたため、かなりキツイ匂いがしていました。

私が着物を整理して着るようになってからは、箪笥の中から市販の防虫剤をすべて取り去って、檜のブロックに檜の精油を少し垂らして1か月ほど寝かせてから、直接着物に当たらないように紙でくるんで箪笥の引き出しに入れて、防虫対策しています。

防虫剤の成分はずいぶん抜けてきていますが、やはりなかなかきれいに抜けてはくれません。湿気の少ない晴れの日に、少しずつ順番に衣紋掛けにかけていますし、箪笥の引き出しを開けて風をひれたりしていますが、まだまだですね。祖母の時代から長く防虫剤を使っているので、まぁ時間がかかりますね。この度も、外に出したり家の中に入れたりしながら少しの間、風を通すことにしておきましょう。

チクチクはこれから

糸が弱っていることに気がついたので、この機会に、背中心や袖口、袖付け辺りは、補強しようと思います。でも、よくよく見ると、後ろ身頃の太もも辺りに、横に1センチほど裂けたような部分がありました。これはいけませんね。着物の生地そのものが弱ってきているようです。どうしようかな。

まだ着られると思いますが、他の部分もよく確認する必要がありそうです。裾が擦り切れたりしていないか、袖付けや身八つ口辺りもよく見ておきましょう。合わせる長襦袢も、弱っている箇所が見つかったので、こっちも補強が必要です。ついでに居敷当てもつけようかと思います。

チクチクについては、また今度。

5月の明るい昼下がり、お菓子を焼こうか考え中のごきげん子猫