和棉を育てる

今年もこの時期がやってきた

みあです。5月、種まきにちょうど良い季節になりました。和棉を育てよう(^◇^)

4月、土を作る

種をまくために、土を作ります。昨年は、植木鉢で育てましたが、今年は庭に地植えで2mほどの畝を2列作って育ててみようと思います。棉は水はけのよい土を好むので、我が家の庭の水はけがあまりよくない土は改良しないといけません。

4月上旬、まずは、庭の土を掘り返し、赤玉土・鹿沼土・花と野菜用の培養土と苦土石灰を混ぜ込みました。花と野菜用の培養土は、別の植物を植え付けるのに使った残り分だけ。赤玉土も鹿沼土もそんなたくさんではありませんが、水はけをよくしたいので、混ぜてみます。もともと台所から出た生ごみをちょこちょこ埋めたり、卵の殻を入れたり、雨が降ったら穴を掘ってみたりしていたので、土の状態は以前と比べて少しは良くなってきています。

そして、棉は酸性土壌を嫌うとのことですので、植え付け2週間前くらいに酸度調整をします。苦土石灰をすきこみましょう。苦土石灰は緩効性のため、効果が出るまでに1~2週間かかります。「土壌酸度計」のようなものは持っていませんが、購入して置いている粉タイプの苦土石灰を市販の袋の表示通りより少し少なめに入れました。入れすぎると土が固くなるらしいので、気を付けよう。まぜまぜして表面をいい加減にならして、これでまずは1週間おいておきましょう。

4月16日、今度は肥料を入れました。昨年手に入れた牛糞堆肥のペレット。市内の牧場でつくられている堆肥です。腐葉土も混ぜました。肥料を施しすぎると、花がつきにくく、葉ばかりになるみたい。様子を見ながら後で少し追肥するかもしれません。そして、水はけをよくするために畝をたて、表面をきれいにならしたら、2週間ほどおいておきましょう。こうやって、何か植えたり、混ぜ込んだり、根を抜かずに置いておいたりする間に、庭の土がだんだんふかふかになるといいなぁ(´▽`) 虫や菌が働ける土にしないと・・ね。

で、なぜ4月中旬までに作りしたのか。

答え:今年は4月17日~5月4日が春の土用の期間だったので、それまでに土作りを終わらせたかったから。

昔から、土用の期間に土を動かすことは、土公神の怒りをかうと言われます。私の周りには、建築事務所経営者、建築士、大工の棟梁、内装工といった家の建築に携わる人が多くいたせいか、いつの頃からか、私も土用の期間はむやみに土に触るのは避けるようになっています。農家さんや、建築関係の人のように常日頃から土を動かすお仕事に携わっている方々は、土用の期間を考慮しつつ、間日も踏まえてスケジュールを組んで現実の仕事を進めているのでしょう。

土用の期間は季節の変わり目なので、いつもと違って心身に疲れが出たりする時期です。昔からこの時期に、大きな工事や農作業で怪我や事故などいろいろ予期しないトラブルがあったのかもしれませんね。年に4回ある土用の時期はせっかちにいろいろ進めずに、余裕をもって整えなさい、ということかもしれないな、と思っています。神様を怒らせる、という言い方で、注意を促したということではないかしら。それに、土の状態や虫や植物たちも調整したり体力をつけたりしている時期なのかもしれないですね。迷信と侮らず、かといって過度に気にしすぎず、昔の人が長年蓄えてきたトラブルを避ける知恵のひとつ、として捉えておこうと思っています。

そういえば、近所の解体工事は事前通告では4月末までの予定だったのに、4月3週目までに終わっていました。早く終わったな、とびっくりしたのですが、もしかすると土用の期間を避けたのかなぁ。単に、ゴールデンウィークまでに仕事が山積みだったのかもしれないけど。

5月8日 種まきの前の晩

さて。土用も明けたし、種まきしましょう!

土の状態はちょいちょい確認していましたが、ガチガチでもなく、雨上がりに水がいつまでも乾かないこともなく。まぁまぁ良しとしようかな。

前日の晩に、昨年採取した種から選抜した大きくてしっかりした種を水につけました。こうするほうが発芽しやすい、とか、別にやらなくても変わらない、とか、いろいろ聞きますが、私は昨年と同じように水につけることにします。ただ、ぽいっと水に入れても、種の周りの綿が油分を含んでいるらしく完全に浮いてしまいます。水になじむように、種をモミモミ・・(∩´∀`)∩ モミモミしたところで、底に沈みやしませんが、完全に水の外に浮いているということはなくなります。

これで、一晩寝かせます。(つ∀-)オヤスミー

5月9日 種をまくよ

一晩水につけておいた昨年採取選抜チーム30粒ほどを、2列にまいていきます。2,3粒ずつ30センチ離してまく、とか、すじまきにする、とか、やり方はいくつかあるようですが、私は今年、15センチほどあけてすじまきにしました。去年も間引いたものを処分せずに別の植木鉢に移植したくらいなので、せっかく地植えにするんだし、すじまきにして、間引かずに様子を見てみようと思います。

30粒ですから・・これが全て成長して実をつけたら・・恐ろしい量になるけど(゜-゜) 地植えだし、虫にやられることもあるでしょうし、どの程度成長して実をつけるのか、楽しみにお世話しましょう。

問題なければ5日~1週間ほどで発芽するはずです。それまでは、土が乾いたら水やりをしっかり。水が多すぎるのも、根腐れにつながったりしてよくないので気をつけます。あと1か月ほどで梅雨に入るので、梅雨の時期にしっかり雨が降るようなら水やりをするのはやめて様子を見ようと思います。

和棉だけにした理由

和棉だと思ってまいた種のほとんどが、育ってみたら洋棉だった昨年の棉栽培。昨年採れた種のうち、今年は和棉だけをまくことにした理由。それは、洋棉の場合、遺伝子組換え品種との交雑が否定できないから。

遺伝子組換え?は?ナンデ??(。´・ω・)?

遺伝子組換え生物に関する法律にまつわる事件として、数年前に、赤く光る遺伝子組換えメダカを販売したとして、逮捕者が出ていますね。光るメダカ・・そんなもの作るって・・しかも欲しい人がいるなんて・・と思ったので、よくおぼえています。

そんなものにかかわったおぼえはないから関係ない・・という話ではないのです。過去、日本国内で洋棉の栽培種子のなかに海外から輸入された遺伝子組換え品種が混入して流通していたことがあり、どうやらそれが知ってか知らずかは別にして、栽培が広まっているのではないか、という話。そして、洋棉であれば、近隣で一般の人が栽培しているなどの場合、そこに遺伝子組換え種子が混ざっていれば、交雑する可能性があるということ。

私が昨年栽培していたのは出所不明の種ではないものの、自分が栽培するにあたって遺伝子組換えかどうかの検査を受けたわけではありませんでした。過去に日本国内で洋棉の栽培種子のなかに遺伝子組換え種子が混入して流通していた問題について知ったのも、今年に入ってから。

自分が譲り受けた種が非遺伝子組換えの洋棉であっても、交雑してしまう可能性を考えると、山ほど採取できた洋棉の種については、現状では栽培はやめておくべきだという結論に至りました。

過去に栽培種子用として輸入していた種子に、非遺伝子組換え品種が混在し、すでに流通してしまっている以上、追跡しても、なかなか根絶するのは難しい問題でしょう。洋棉栽培が困難になってしまう事態ですね。

種苗店から購入することが一般的な野菜の種子などと違って、地域のイベントや見学会、体験会などで入手することもある棉の種子は、配布する際であっても、遺伝子組換え検査済みであることを証明できるものしか出せないようにすることでしか、根絶はできないのではないでしょうか。しかし、それにはコストと手間がかかります。もし、事前検査を義務化したりすれば、これまでのようにはいかなくなるでしょうね。種苗店での販売を見ていると、Non-GMOであることを確認済みであることを明示して販売されているようですので、一般の我々にとっては、それを確認して購入するのが間違いない入手経路なのでしょう。

しかし、そこまでしていても、遺伝子組換えの洋棉が国内に入り込むことを完全には防ぎきれないのが現代でしょうね。海外のECサイトでの種子販売、外国との往来の増加、全ての道をふさぐことは難しい。

農林水産省は、省のwebサイトで、遺伝子組換えワタは、国内において栽培用としての評価はされておらず、栽培の承認はされていないと明言しています。現状、棉については、遺伝子組換え品種の審査・評価がされていない状況で、遺伝子組換え品種を輸入して栽培する、ということは、明確に法律違反です。https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/carta/torikumi/cotton/cotton_detail.html#4 (外部リンク 農林水産省「ワタの種子を輸入される方々へ(詳細)」) ※遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律 平成15年法律第97号(カルタヘナ法)参照

が、輸入業者や販売業者ではない一般の我々にとっても、知らなかったで広げてしまうことは厳につつしむべきではないか。そう思います。「業」として行っていない、趣味の栽培であっても、在来品種の保存、地球環境の変化への対応といったことを、栽培するにあたっては常に考え、周辺知識を増やすとともに、法律もきちんと知ったうえで栽培したいですよね。

国内では減ってしまった棉栽培です。木綿着物に触れてみて、改めて気づく文化を次につなげるためにも、国内での棉栽培はまた増えてほしいな、と思うのです。そういう意味でも、やはりどちらかというと私は洋棉よりも和棉を栽培したい。

なお、飼料用や加工用として、たくさんの遺伝子組換え農産物が輸入されていることが少しずつ知られるようになってきています。しかし、現状、食品加工用や工業製品の原材料として入ってしまえば、その材料が遺伝子組換え品種かどうか知るすべもほとんどない。それでも私は、確認可能な限り避けられるものはすべて避けています。個人的には、動物の飼料用であっても、直接口に入れるものでなくても、遺伝子組換え品種は認められるべきではないと思いますが、経済合理性や地球環境の変化、外交交渉など様々な理由により、外国で作られた遺伝子組換え品種が日本に入ってくるようになっている。でも、それはまた別のお話。

1週間、はじめの芽♪

気を取り直して。5月14日、種をまいてから6日目です。小さな芽がひとつ、出ていました。はじめの1本( *´艸`) 2本目が小さく顔を出しているところを確認していたのですが、どうやら、昨日の夜のうちにダンゴムシに食べられてしまったようです。次々芽が出てくるでしょうが、さて、どうやって守るかな・・。

今年の和棉栽培は、種が多くあるので、とても楽しみです。なにせ、昨年は、和棉だと思って育てたのに、育ってみたら和棉は1本だけでしたから。

昨年の植木鉢栽培では、屋根があり、かつ、しっかり陽があたるところで育てたので、管理しやすかったのですが、地植えの今年は、気をつける点が違いそうです。水の管理が難しそう。固くしまった土でも小さい穴を開けると、水と空気が通りやすくなるようになって良いようですね。気がついたらちょいちょい細い穴を開ける予定。うまくいくといいな(*^^*)

ネキリムシ、ダンゴムシ、ナメクジ、ハマキムシ、薬を使わずに虫さんを遠ざける方法に頭を悩ませる、ごきげん子猫