みあです。秋も深まり、もう晩秋です(^^)
旬の食べ物は有難いものですね。山の幸、海の幸、里の実り。秋は特に美味しいものがたくさん。晩秋は、根のものや茸が美味しくなってきますね。蓮根が大好きな私には嬉しい季節です。
お魚大好き
私は、お肉よりお魚が体に合うようで、今の時期ならシズ(「うおぜ」「いぼだい」「ぼうぜ」とも呼ばれるようですね)を煮付けにしたものが、ほかほかご飯と一緒にあると、最高(´▽`*)
ただ・・このところ魚は肉と比べて流通していないなぁと感じることが増えました。魚より肉を好む人が増えた、調理の仕方が分からない、魚が触れない、ゴミが嫌、魚がこれまでより獲れない、漁師さんや魚屋さんの高齢化、物流の問題、燃料の高騰、価格を上げると売れ残り、価格を上げなければ利益が出ない・・様々な理由があるのでしょう。スーパーマーケットであれば、魚は刺身が多くを占め、焼きや煮付け用の魚が少ない、骨を抜いてあったり内臓もない加工済みの商品も増えました。思い返してみると、私が子どもの頃は、お刺身って特別で、焼きや煮付けが普段の食事だったように記憶しています。大きな魚は内臓だけで甘辛く煮付けることもできるし、焼いた秋刀魚も新鮮ならお腹まで苦味をほとんど感じず何とも言えない旨みが舌の上に残ります。
今はもしかして魚を刺身か缶詰か冷凍の加工品でしか食べない人も結構いらっしゃるのかもしれないですね。
そして、スーパーマーケットだけではなく、商店街の魚屋さんも、品ぞろえが昔と変わっているような気がするのです。
昔住んでいた街に今も時々行くのですが、行きつけだった商店街の魚屋さんは、店主が世代交代し、昔とは別の事情で電話で事前にお願いしないと手に入りにくい。以前は、たくさん仕入れていてもお昼を過ぎたら次々売り切れてしまうという理由で、お祝いの際など献立が決まっているときには事前に電話で取り置きしておいてもらったものでした。今は扱う種類もあまり多くはなく、仕入れが少なくなってしまったようです。店主も少し悲しそうでした。30年前の地震以来、街が変わり、住民が変わり、食生活も変わってしまったのだと寂しく思うこの頃です。
春の節分の頃の丸々とした鰯、秋の脂の乗った戻り鰹、すだちと大根でいただく秋刀魚、一夜干しの鰈、家族のお祝いには鯛、祖母が毎回電話でお願いしていたお刺身、お正月の頃の立派な鰤は塩焼きや柚庵焼きにし、鰆は白味噌に漬けてお重に。1年中、その魚屋さんにお世話になっていました。季節毎の美味しい魚料理は、日本の食文化そのもの。うぅぅ、涎が(´艸`*)
丸ごとの新鮮な美味しい魚が食べたい!最近の我が家は、美味しい魚を手に入れるため、港の直売所まで行くようになりました。大きな太刀魚を丸ごと手に入れることもできます。今はどうやらサゴシが大漁らしい。もう冬が近いですねぇ。何種類もの魚を購入して帰ったら、母と2人でせっせと料理して、炙り、焼き、揚げ、煮付け、味噌漬け、南蛮漬け・・贅沢に1週間魚三昧です。
新栗の季節
秋は新栗の季節。母は、栗が大好きなので、この時期は街に出ると、新栗のお菓子を買って帰ります。私はもともとあまり栗を好まなかったのですが、母のために買って帰るお菓子をお相伴するうちに、この時期は栗のお菓子を楽しみにするようになりました。
モンブラン、マロングラッセ、渋皮煮・・どれも美味しいですが、何よりも老舗の和菓子屋さんが作る丁寧に裏ごしされた素朴なきんとんが最高の贅沢。
プチ断食?
ここ15年くらいでしょうか、「ファスティング」とか「プチ断食」が流行っているようです。
昔から専門家の指導を受けながら5日間とか1週間程度の断食を行う場所がありますが、断食は素人が下手に行うと危ないこともあるのでしょう。
かつて、母方の祖父が、淡路島の断食道場に行っていたことがありました。今では遠い記憶になりましたが、確か何度か行っていたように思います。体調不良があった時期ではないか、と思います。
その記憶があったからか、断食はダイエット目的ではなく体調を回復させるためのもの、というイメージを持っていました。
「食欲の秋だから!」と食べ過ぎる、などということはありませんが、体が重く感じる、胃がもたれる、特に不調は感じなくてもお腹がすかない、というようなときは、水分を充分とって、1食~2食抜いてみることにしています。トマトジュース、スープやお汁だけにしてみる、ようなこともあります。
前の食事から充分に時間をおくとお腹が動くようになる感覚とか、体や頭のズーンとした重さが抜ける感覚とか。心なしか気分もスッキリするように思います。3食食べていると、内臓を休ませる暇がないのかな。
1日3食は、もしかすると、私にとっては食べ過ぎなのかもしれないなー、と感じることもあります。まぁ、3食とるとしても、そのうち2食を軽めにする、という程度にすると体調が良いみたい。なお、これは、あくまで私の場合であって、おすすめしているわけではありません。
動物は
ペットを飼っていると、病気になることも当然ながらありますが、彼らも、しんどい時には食べないようです。飼っていた犬たちも、発熱していたり下痢をしたりして、調子が悪い時には数日寝ているだけになることがありました。
私も極端にしんどい時は、水分だけを充分にとって寝ているほうが回復が早いように思います。食事は動けるようになってから、消化に良い少量から。そのほうが体が楽。人による、とか、場合による、かもしれませんけどね。
ただ、動物を見ていると感じるのが、人間が忘れてしまった本能で、思い出すべきことがたくさんあるのではないかなぁってこと。
美味しい秋を楽しんで、来る冬に備えよう
何事も適量を心得て、美味しい秋を楽しみましょう。
そろそろ大根が美味しくなる季節ですね。今日、大根を浅漬けにしました。切り昆布や鷹の爪も入れて、数日待ちます。父が毎年漬けてくれていた糠漬けの沢庵が懐かしい。父は自分が沢庵好きだったのもありますが、市販のお漬物が口に合わず、父の沢庵だけはバリバリ食べる私のために、毎年たくさんの大根を漬けてくれていました。今年の大根の出来はどうでしょうか。年末に手頃な大きさの大根が出てきたら、沢庵を漬けたい。
そろそろ蕪も甘くなってきます。もっと寒くなってきたら、熱々の餡をかけたかぶら蒸しも食べたいな。
大好きな蓮根は、時期を外れるまで何度も使います。輪切りや縦に切ってじっくり焼いたり。すりおろして蓮根饅頭。オーブン焼き、煮物、きんぴら、炒め物。何にしても美味しい(´▽`*)
立冬が目前ですが、旬の美味しいもので身体を健やかに保ちたいものですね。
寒いと肩こりになるごきげん子猫




