みあです。
半幅帯を作ろう!(*^▽^*)
母の羽織1枚とシミが目立つようになってしまった着物1枚を解いて、2枚をあわせて昼夜帯にしたいと思います。
黒地に朱色の模様が入っている羽織と、白地のテロンとした小紋の着物。色味も正反対なら、柄行も全く異なり、素材感、手触りも全く違います。なかなか面白いものができそう(#^.^#)
長めに作って、いろんなアレンジ結びをしたい!という私の希望により、お師匠が長さをとれるように布を裁断してくださいました。
これらを半幅帯に仕立てます!!オホホ、楽しみー( *´艸`)
配置を決めよう
さて。仕上がり幅が4寸3分、長さが4m以上の帯です。どうやって布を配置するか。パーツは、黒地が4枚、白地が2枚の計6枚です。
白地の着物のほうは、シミが目立つ部分がいくつかあり、そこを避けて幅と長さをとりました。
一方、黒地の羽織のほうは、幅も長さも大きくとることができました。
で、それらの布は、長さも幅もバラバラ。まず長さをとれるように配置しても、8寸6分の帯の真ん中をはさんで2種類の布を配置することはできません。白地の着物の布のほうが、縫い代の2分合わせて4寸5分も幅をとれなかったのです。
もし真ん中の4寸3分できっちり2種類の布を配置して縫い合わせられたら、半分に折って帯芯を入れて仕立てあがったらまさに昼夜帯、表と裏で異なる布の帯が出来上がるのですが。
ま、でも問題ありません。
A:表裏ともに、黒地の羽織の布だけが見える
B:片面は黒地の羽織の布だけ、別の面は白地の布と一部黒地の布の両方見える
このように見えるような帯に仕立てることにしました。
イメージできないって?笑
では、写真をどうぞ↓ 黒地が4枚、白地が2枚の計6枚をつなぎ合わせます。
縫う前の配置の写真はこんな感じ。
写真を見てもやっぱりよくわからないので、簡単にイラストを入れてみます。
写真右側が下図の①①’、左側下部が②②’、左側上部が③③’ になる予定です。すべて縫い合わせたあと、オレンジ線で半分に折って「半幅帯」になります。(だから、②+②’、③+③’の部分については、見え方が表裏で異なるわけです。)
‥と言っても、なんともざっくりしたイラスト(゜゜) これらのパーツは長さも幅も異なるので、実はこんなにきちんと長方形にはならない。きちんとした長方形どころか、縫い合わせても、あちこち凸凹になるのですが、それがどういうふうに帯になるのか、追々写真で見えてきます。
パーツを縫い合わせていく
まずは。
A:「表裏ともに、黒地の羽織の布だけが見える」部分になる予定の箇所には、長さをさらに伸ばすために、途中、縫い代1㎝の中表でマチ針を打って、イラスト①と①’の部分を縫い合わせます。
マチ針を打ちました(*´▽`*) これはチクチク運針です。
次に、B「:片面は黒地の羽織の布だけ、別の面は白地の布と一部黒地の布の両方見える」部分になる予定の箇所ですが、イラストの②と②’、③と③’の両方で、構成されています。
②+②’、③+③’それぞれ縫い代1㎝で中表にし、マチ針を打って、縫い合わせます。同じくチクチク運針です。
6枚の布が、これで①+①’、②+②’、③+③’の3種のパーツになりました。
それでは、この3種のパーツをつなぎ合わせましょう!
「表裏ともに羽織の布だけが見える部分」
「片面は羽織の布だけが見える部分」と「もう片面は着物の布と羽織の布が両方見える部分」
写真は、そのちょうど合体部分です。
イラストでは寸法などの詳細は簡略化しているので、①+①’、②+②’、③+③’は、同じ幅できちんとそろっているように見えるのですが、それぞれ幅が異なります。きちんとした長方形にならずに縫い合わせても凸凹している、でしょ?でも、これも最後には辻褄があうので、ご心配なく。
さて、ここで、「帯幅の中心」になる部分(イラストのオレンジ線)に糸印を入れて、3枚がきちんと寸法通りに縫い合わせられるようにします。
仕上がり幅は4寸3分になる予定ですが、この段階では帯幅の中心から2分の縫い代の分含めて、4寸5分あります。
真ん中の糸印。3種のパーツの合体部分を縫い合わせてしまったら、この糸は抜いてしまいますので、玉留めもしません。
で、こうなりました(*^▽^*) イラストと同じ向きで置いてみたよ↓
うまく縫い合わせられたようです(´▽`) やったー♪
なお、全てのパーツを縫い合わせた裏側は、こうなっています↓
それぞれ縫い合わせた部分は、中表にしてチクチク運針しましたが、その縫い代を割って接着芯を貼っておきました。これでゴロゴロすることもないでしょう。
さて。これで、一枚の長い布が準備できました!次は帯芯を入れますヨ。
でも、ここから続けると長くなってしまうので、続きはまた次回♪
長い半幅帯が大好き♡ごきげん子猫