みあです。
先週梅雨に入ってから、関西圏もかなりの雨量でしたが、今週は晴れてかなり気温が上がる様子です。・・と思っていたら、6月いっぱい雨が降りそうにない、との予報。梅雨に入ったばかりのはずなのに、もうすでに夏が来たのかと思うような陽射しです。
私は雨の日も結構好き(´▽`)
雨の日に、安全な建物の中から外を眺める。稲妻ピカピカや雷ゴロゴロも、そろそろ夏だなぁと思いながら眺める。雨宿りしていた鳥たちが、雨が止んだ後にどこからともなく飛んでくるのを見つけるのも好き。
雨女
昔から、何かあると雨が降る。人生の節目ではいつも雨。・・歌にできそう(*^。^*)
だから、「雨女」と言われてきた。
成人式は、式典の会場までの道が川のようになるほどの大雨で、振袖での写真前撮りは済ませていたものの、式典そのものはスーツでの出席になりました。その振袖は、私が15歳の年に(!)母方の祖母が誂えてくれたものです。彼女にとって私は初孫。白地に黒の流水文様で、紅白の大輪の菊の刺繍、全体的に多くの絞りをほどこした古典柄の本振袖です。当時の若い女性向けの着物といえば、赤っぽくて華やかな色が多かったところ、それは落ち着いた色調ながら際立って素敵な大人の雰囲気を持つ振袖でした。長襦袢も一緒に誂えて、金糸銀糸がふんだんに使われた織りの草履、バッグも揃いで。つまり一式新調してもらったのです。この振袖は、私に続き、2人の妹と母方の従妹1人、計4人の成人式で活躍しました。
4人がそれぞれに着た写真を見比べてみると、同じ着物だというのに全く異なる雰囲気で驚いたものです。着物とは不思議なものですね。
最も年長の私はなんとも昭和の雰囲気漂う印象、すぐ下の妹は写真映えする華やかな印象、3番目は昭和生まれなのに平成の雰囲気もある印象、最年少の従妹はとても幼い印象です。各々の元々の印象もそんな感じなのですが、着物になったらよりそれが鮮明に見える・・全員同じ年齢で撮影した写真なのに、こんなに違いが出るのか、と驚きました。着付けや髪型やお化粧でも印象は変わるので、それぞれ時代の流行もあるのでしょうけれど。
ところで、私の成人式の写真前撮りは、ホテル内の写真館でした。出来上がった写真は、緊張のためかとても怖い顔をしているものが多いのですが、2回目の成人式ができるほどの年齢になってから改めて見てみると、若い自分の緊張の面持ちもなんだか可愛く思えてくるものです。
その振袖、当然成人式当日に着るつもりでしたが、これほどの大雨では着物を台無しにしてしまう。泣く泣くスーツに変更したのです。あれは悲しかったなぁ(/ω\)
そして「さすが雨女」と家族全員に言われながら、車で式典会場まで向かいました。
式典、大学の入学試験・・・と、大事な場面ではことごとく雨が降り、家族が私と一緒に旅行する時は、晴れ予報でも雨を前提に予定をたてる始末。そのたびに「雨降って地固まるのよ」と唱えたりして。
雨女ってなんだか周りに嫌がられるようなイメージですが、いつも龍神様に守られているような気もするわけです。
それに、雨の後の土の匂いはとっても良い匂い(*^。^*)
嵐を呼ぶ女
そして、このところ、この生粋の雨女が動くと多少の雨ではなくなってきていて(`・ω・´) とうとう、「嵐を呼ぶ女」と呼ばれるようになりました・・。そのきっかけは2018年。
2018年、私は9月10日関西国際空港出発で、海外旅行に出る計画を立てました。職場には2か月前から話を通して業務の調整をし、9月の連休に合わせて数日の有給休暇をとり、北米や欧州に住む懐かしい友人に事前に連絡をして、5か国7都市経由16日間での弾丸世界東周り一周旅行を計画したのです。2泊3日の国内旅行などとは違い、2週間以上仕事から離れての旅行です。かなりタイトな予定でしたが、国の移動にはある程度の余裕を持たせて万全の態勢で9月を迎えました。
はい、2018年9月です。何があったか。・・・。
出発予定日の6日前、2018年9月4日。25年ぶりの非常に強い勢力で台風21号が関西に上陸しました。
強風により流されたタンカーが、関西国際空港の連絡橋に衝突して連絡橋は不通となり・・あれはまるで映画でも見ているのか?と思うような光景でしたね(゜-゜)
空港内も、高潮で滑走路閉鎖。第1ターミナル地下にある電源施設は、浸水によって機能停止して大規模停電を引き起こし、多くの利用客とスタッフが一時孤立しました。最大瞬間風速は関空島で58.1メートル。
いや、そもそも海上にある人工島の国際空港で、地盤の沈下も予想されていたにもかかわらず、なんで電源施設が地下やねん(._.) などと、ツッコミながらも、なにせこちらは出国の6日前。こうなっては他の手段を見つけるしかない。
・・海外旅行?この状況で行けるのか?と言われながら、空港の状況の確認と航空会社のフライト確認をすることになりました。
出発予定の関西国際空港は台風の被害が甚大、台風通過時には19時間封鎖されており、欠航便が多く発生していました。ひと月半ほど前に購入していた出発便は、シンガポールチャンギ国際空港を拠点とする格安航空会社スクートで、9月10日関西国際空港発ハワイホノルル行き。台風直撃から2日後の9月6日には、フライトキャンセルの連絡がスクートから入りました。
台風の直撃を受けた時点で、出国に関西国際空港は使えないと判断し、すぐに別の空港からのハワイ行きのフライトを探しはじめましたので、キャンセルが明確になったところで、フライトを確保しました。
私はそれほど海外へ行っているわけではありませんが、ツアーに参加せずとも多少のトラブルにも対処できます。今回もフライト予約・宿泊予約・各国内での大きな移動手段の確保も個別に自分でしていました。ツアーなら、こんな時に個別に対処せずともツアー会社が手続きの代行をしてくれるでしょう。が、個人旅行です。
関西国際空港出発予定便は、キャンセル対応の全てが英語でメールのみでのやり取り。購入代金100%の返金か、別のフライトのクーポンを選べ、ということでした。次回いつ利用するかわかりませんし、私は返金を選びました。はじめて予約した航空会社で、本当に後日トラブルなく返金されるのか一抹の不安を抱えながらも、手続きは終了。あとは実際に返金されるのかどうかをきちんを確認するのみです。
一方、大急ぎで確保した別フライトは、神戸発東京羽田行きと、東京成田発デルタ航空ハワイホノルル行き。関西発のはすが、東京発になったものの、まずは出国するための航空券が購入できて、一安心。本来の出発予定だった9月10日から11日出発に変更し、10日に「ありゃ?旅行は?」と言われながら出勤して、なんとか11日朝、神戸空港から世界一周旅行に出発したのでした。(・∀・)
よかったよかった。
・・と思いますよね?
だがしかし。予定外のことは、その後まだまだ続く。何に追いかけられているのか?と思うほどの問題続きで、さらに言えば、そのうち本当に私は嵐を起こせるのかもしれない・・と思い始めたほどでした。
「嵐を呼ぶ女」本領発揮は、また次回(・∀・)
「嵐を呼ぶ猫」ご機嫌子猫