続々 雨のお話

みあです。

前回の続き。友人たちに会いに、16日間の休みをとって、北半球東周り一周旅行。続々 雨のお話。

「台風21号」の次は

台風21号の直撃を受け、出発日も出発空港も変更してなんとか日本を出国した私。1泊2日の滞在しかしないハワイでハリケーンだって?

若者が集う宿、規模の大きなホステルの中庭に設えられた朝食会場で、のんびりと朝食をとっていたところに飛び込んできたニュースです。

大型ハリケーン Olivia/ハワイ

ハリケーンの名は「Olivia」。

この60年に1度規模の大型ハリケーンで、まさに今日の夜のフライトの私を追いかけてくるように今日から明日にかけてハワイを直撃する。

大急ぎでハリケーンの襲来に備える必要がある。今日の夜のフライトはどうなる??

慌てながらも、しっかり腹ごしらえをして、その辺にいる宿泊客と情報交換。部屋に戻ってフライトの確認。そうすると、なぜかハワイバンクーバー間ではなく、バンクーバートロント間のフライトがキャンセルになった、という連絡が、エアカナダから入ってきました。

「は?なんで?どういうこと??」

どういうことかさっぱりわからないし、メールでは返事を待つ時間も惜しい。もし今夜のフライトがキャンセルになったら、航空会社の対応がどうなるのか確認して、少しでも早く他のフライトをおさえる必要がある。夜のフライト予定でしたが、お昼には空港に行くことにしました。

Air Canada

ハワイホノルル空港にて、エアカナダのフライト状況を確認しようとしましたが。その日のフライトは私が搭乗予定の夜のフライト1便のみでした。4時間前にカウンターが開くまでスタッフは誰一人いない。

・・・え?このまま待っとくしかない??状況確認すらできないってことか?

・・しゃーない、とりあえずハワイバンクーバー間はキャンセルにはなっていないし、空港から外を眺めるとすでに分厚い雲と強風、雨は横殴りで街に戻る選択肢もない。これだけ外が荒れているのを見ると、早く空港に来ていて良かったけど、これからどうする?

地上スタッフはカウンターにいないものの、エアカナダからは、次々にメールが入ってきていました。

「あなたのバンクーバートロント間のフライトはキャンセルされました」の連絡のあとで、

「あなたのフライトは、rebookされました」との連絡が入っていた。

「おおぉ、なんとかなるのか」と思ったら、

そのすぐあとにまた「あなたのrebookされたフライトはキャンセルされました。あとは自分でなんとかしてね。」

どないなってんねん‥( 一一) カナダ国内でも嵐が来てんの??

エアカナダの地上スタッフがいないので直接確認のしようもなく、トロント在住の友人にも協力してもらいながら確認に努めましたが、細かいことがよくわからないらしい。そこに、なんとレンタルしていたWifiのバッテリーがほぼなくなるという致命的な事態が追い打ちをかけて、地上スタッフを待ってカウンターで相談するしかなくなりました。いえ、きちんとWifiのバッテリーは満タンにしていたんですよ?レンタルしたWifiはあまりバッテリーが持たない・・ということに気づいてから、無駄にバッテリーを消費しないように、予約確認や必要な検索のみで使用していましたが、しなければいけないことが多かった。モバイルバッテリーは持っていないので、基本的には宿泊施設での充電で乗り切るつもりだったのが、これまた想定外の事態です。チェックイン前の空港入口付近には、ラウンジ内のように、充電できる場所もありません。

とりあえず、次の目的地バンクーバーに飛ぶことができるのかわからないものの、キャンセルにはなっていないし、よし、今はどうしようもないんだから、地上スタッフを待つしかないよね。

しかし、空港スタッフにキャンセル便以外の質問をしても、まともに質問の返事が返ってこない南国ハワイ(´ー`)

調達できる食べ物や飲み物は、入口横のスターバックスでコーヒーとクッキーや、サンドウィッチくらい。なぜならラウンジもショッピングできる場所も保安チェックのあとしかなく、外は嵐で、空港は街中から離れているから。

空港の固い椅子で、「どうなるんや?今晩のフライトキャンセルになってもこの椅子で寝るのは避けたいな。でも空港から出られそうにないしな。近くのホテルを調べとこうかな?いや、キャンセルになったら案内してくれるか。カナダでは余裕のあるスケジュールやから多少予定が狂ってもなんとかなるけど・・。もしバンクーバーに明日明後日に飛ぶことになってもトロントの初めの数日は友人宅だし、トロントの宿泊のキャンセルはしなくていいかなー。」などと考えながら、暇にまかせて他の航空会社のカウンター前や掲示板周辺をうろつきまわり、数時間を過ごしました。

ステラに有難う(≧▽≦)

エアカナダの地上スタッフ、ステラがカウンターに出てきたのはフライトの4時間前。

「こんちは。今日の夜のフライトはちゃんと飛ぶのね?ああ、良かった。それなら安心。こんな状況やし無理かもって思ってました。で、実はちょっとした別の問題があって困ってるんです。この後の、私のカナダ国内でのチケット、どうなってるのか確認してもらえたら、とっても助かるんやけど。ハワイからバンクーバーに飛んだ後、バンクーバートロント間で元々とってたフライトのチケットがキャンセルされたらしいの。理由はよくわからない。で、rebookされたチケットもキャンセルで、しかもあとは自分でなんとかしてねってことで。メールが合計で3通も送られてきてん。キャンセルの手続きはどうなるの?で、なんとかしてねってのはどういう意味?返金手続きとかの確認をしろってことなの?ここでわかるようなら教えてもらえたら助かります。」

だいたいこんな話をしたら、ステラは私のパスポートやチケットの情報を確認したあと「ちょっと待っててね」と奥に引っ込みました。15分くらい待ったかな、どうなってるのかなーと思い始めたころ、「大丈夫よ~、あなたのフライト、改めてrebookしといたよ。機材トラブルか何かがあったらしくて、フライトがキャンセルになったみたい。で、rebookのフライトにも問題があったらしくて。改めてrebookしたこのチケットで乗ってね。」

ステラ、ありがとう(≧▽≦) 全てきちんと確認したうえで、rebookまでしてくれたのでした。電話ではトラブルが余計にややこしくなる場合があるので、最終手段と決めていました。カウンターが開くまで、どうにも状況の確認ができなくて困ってたけど、頼りになる人がいて良かった~、と嬉しくなりました。キャンセルだの返金手続きだのやり取りが煩雑なので、rebookしてもらえたのは本当に助かりました。

でもね、今よーく考えてみたら、この時チップはどうしたんだったっけ・・?・・おぼえてない・・お渡しした、と思いたいけど。

特に昭和初期の生まれの祖母の世代くらいまでは、日本でも、良いサービスを受けたとか、お世話になった場面で、「心づけ」と言って、少額お渡ししたりしていましたが、最近はあまり聞きませんね。チップとよく似ているようですが、チップのほうがより「義務」に近い気がします。渡し忘れないように気をつけるようにしていますが、この時はどうしたんだっけ??感謝を表す手段として、こういう場面でサラっと「心づけ」をお渡しできるようにしたいものだなぁと思います。

話がズレましたが、この時は、ステラのおかげで、なんとかバンクーバーからのフライト予定は問題回避できて一安心したのでした。

・・と思うでしょう?

ん?マダナニカ?(゜.゜)

この時点では、ステラがおさえてくれたバンクーバー・トロント間のエアカナダ便は問題なかったものの、

なんと。これから向かう大西洋側アメリカ大陸東海岸にも大型ハリケーンが迫っていたのです・・。


はい??

大型ハリケーン Florence/アメリカメインランド

2018年9月12日、ハワイ発バンクーバー行きのエアカナダに搭乗した私。

ハワイでの大型ハリケーン直撃が目前に迫っていたものの、その直前ギリギリでハワイを脱出することができました。

目指すは北アメリカ、カナダバンクーバーです。

やれやれなんとかなった・・と思っていたものの、この時すでに不穏なニュースが入ってきていました。

アメリカ大陸東海岸に、大型ハリケーンフローレンス接近中。

米ハリケーンセンターによると、米東部時間の12日時点でフローレンスは、アメリカ南部ノースカロライナ州沖をゆっくりと西に向けて進んでいました。ハリケーンの規模は当初、5段階のうち2番目に強い「カテゴリー4」。多少弱まりつつありましたが、破壊力は依然強く、当局は警戒を呼び掛けていました。

私はこの日、ハワイを出発後、バンクーバー経由でトロントに向かう予定になっていました。機材トラブルによるキャンセルが重なったものの、ハワイでどうにか新たに席をおさえてもらって、トロント便は確保できていました。

が、東海岸に大型ハリケーンが迫っている、となると、どうなるかわからない。ハリケーンの現在地はアメリカ南部沖。

・・カナダはアメリカ大陸北部だ。とりあえず、カナダについてから考えよう、うんそうしよう・・。

(´-ω-`) ・・・こうなると、本当に、私は嵐を呼べるのかもしれない・・と思い始めました。いえ、呼びたくて呼んでいるわけではない、と思うんだけど。

「雨女」は、成長して行動範囲が広くなるにつれて、呼ぶ雨の量が増している感覚はありましたが、「嵐を呼ぶ女」に成熟したのか・・?

ナゼだ( 一一) 理解はできんが、どうしても雨がつきものなのです。こうなったら、旱魃地域に出張に行くと良いのかもしれません。雨乞いなどせずとも、私が移動すると雨が降るのですから。

ハワイ最後のお食事は

10時間前に空港に来て、6時間を情報収集と暇つぶしに費やして、チェックインカウンターで次のフライトのチケットを確保してもらって、保安チェックを通った後に、ようやくありついた晩御飯は、初めてのバーガーキングでのビッグフィッシュバーガーでした。

保安チェックを通れたのは出発時刻の2時間前くらい。搭乗開始時刻の30分前には搭乗口に行きたい。となると、残りは1時間ほどしかなく、選ぶ余裕はありませんでした。

到着日のお昼に、ふらりと入った素敵な海辺のカフェレストランで、いかにもアメリカンなサイズのバーガーを食べて満足していたので、ハワイの最後の食事は他のものが食べたかったよ(´ー`)

とはいえ。外は大嵐だったものの、その夜のフライトはなんとキャンセルにもならず、ちゃんとカナダ・バンクーバーに向かって飛んだのでした。

さて、カナダでハリケーンの影響は受けるのでしょうか・・?

しばらくno more starbucks にno more burgersだと思ったご機嫌子猫